天然のいけす富山湾

富山湾

世界で最も美しい湾の一つ、富山湾

富山湾は能登半島に守られた内海で、もっとも深いところは水深1,200m以上。太平洋側の駿河湾、相模湾と共に、日本を代表する三大深湾のひとつです。古くは富山湾一帯を有磯海とよんでいました。実際、海岸沿いには浅い海底がほとんどなく、急に深海に向かって落ち込んでいます。海岸近くまで非常に険しい谷がせまっていて海が一段と青く見える海域を「あいがめ」と呼んでいます。そのあいがめには、富山湾の女王紅ズワイガニや富山湾の宝石白海老などが生息しています。

 

春と冬には蜃気楼が発生します。特に富山湾全体を見渡せる魚津は江戸時代以前から蜃気楼の名所として知られています。また、雨晴海岸などの富山湾の西側の海岸からは、富山湾の上に剣岳や立山三山などの3000m級の立山連峰が浮かび上がってみえます。2014年には、世界で最も美しい湾クラブに加盟しています。

 

天然のいけす、富山湾。

水深300m以下の深い層には日本海固有水(海洋深層水)があり、水温2度以下と冷たく、冷たい海に住む魚がすんでいます。また300mより浅い表層部では、日本海を北に流れる暖流の対馬海流が能登半島に沿って富山湾内に入ってくるため、ブリなど南の温暖な海の魚も同時にすんでいます。このように暖流系と冷水系の両方の魚がすめる環境の富山湾には、日本海に生息する魚約800種のうち半分以上の約500種の魚がすんでいて、水産資源の宝庫となっています。

 

富山湾には立山連邦から黒部川、片貝川、早月川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川の7つの大河が急流となって森林からの栄養を海底に送り込み、新鮮な栄養を常に富山湾に補給しています。また、沿岸から急激に深い海となるため漁場と漁港の距離が極めて近く、とれたてキトキトの魚を市場にもっていくことができます。それゆえ、富山湾は天然のいけすと呼ばれています。

 
天然いけす富山湾でとれたキトキトの魚を是非贅沢に味わってください。けやき亭では、富山の居酒屋でしか味わえない、地元の素材を大切にした料理をご用意してしてお待ちしております。