富山のサクラマス

サクラマス

富山サクラマス

富山といえば名産の鱒寿司。サクラマスを使用した郷土料理で、富山の駅弁として有名です。海に下って回遊し産卵時に川を遡上する降海型の魚ですが、一部の雄は海に下らず河川に残ってヤマメと呼ばれます。また、水温やダムなどの理由により一生を淡水で過ごす河川残留型もいて、これもヤマメと呼ばれます。言い換えると、サクラマスは渓流魚であるヤマメの降海型の個体ともいえます。


サクラマスの名は、産卵期に成熟した魚体に現れる桜色の婚姻色が由来となっているとする説や桜の開花時期に遡上して漁獲されるからなどあります。ちなみに、神通川でのサクラマス釣りは、現在事前の抽選申込によるライセンス制。1シーズンに70人しかその枠はありません。

また、富山県射水市の近畿大学水産研究所富山堀岡実験場では、富山湾深層水による陸上養殖を実験的におこなっています。近年、射水堀岡産サクラマスとして少しづつ市場に流通するようになり、今後はブランド化を目指しています。今回仕入れたサクラマスは、この射水堀岡産サクラマス。富山の名産をまた一つ増やすために応援していきます。

サクラマスの身は脂のりが良く、しっとり繊細でとても上品。けやき亭では、富山の居酒屋でしか味わえない、地元の素材を大切にした料理をご用意してしてお待ちしております。