今日も一押しは、“赤い宝石箱”香箱蟹です!

香箱ガニはズワイガニの別名であり、北陸で獲れたメスのズワイガニのことを指します。
他にも「コウバコ」や「せいこ」などの呼び方があり、地域によって呼び名が変わります。
ズワイガニはオスよりもメスの方が脱皮する回数が少ないため、
香箱ガニはオスのズワイガニ程サイズが大きくありません。
しかし、脱皮に消費されるエネルギーが少ないこともあり、質はオスよりもメスの方が高いといわれています。
そのため、サイズが小さくても香箱ガニを求める方も多くいます。
甲幅は7〜8cmであり、手足もそこまで大きくないカニです。

旬の時期は11月初頭から年末までです。2回目の産卵を迎える香箱ガニは2〜3月に産卵をするため、年末に近いほど内子の量が多くなる傾向が見られます。

何といっても香箱蟹の魅力は卵です。オスには入っていませんから。小さい分、身は少ないのですが、味がいいのです。むしろ通はオスのズワイガ二よりもコウバコを好みます。

北陸地方以外の地域ではあまりメジャーなカニではないものの、オスのズワイガニとは一味違った魅力を持っています。「今年は美味しいカニを堪能したい!」と考えている方は、是非ご来店ください。