初鰹のたたきと迷い鰹

鰹のたたき

富山駅前で初鰹のタタキ!

鰹の旬は春の初鰹と秋の戻り鰹の年2回。黒潮にのって春に九州南部から太平洋側を北上、秋には宮城県沖に達します。三陸沖で勢力を強めた親潮とぶつかり反転し、また南下していきます。太平洋を北上していく初鰹はさっぱりと頂ける一品、一方で南下してくる戻り鰹はしっかり脂がのってこってり。


江戸時代より「鰹は刺身刺身は鰹」といわれるほど、鰹は刺身で食べるのが一番。初鰹はさっぱりとしたヘルシーな味わいが特徴。戻り鰹はしっかりと脂がのって「トロ鰹」とも呼ばれるほど。

氷見でとれる迷い鰹。

日本海では6月から8月にかけて中国の東海や黄海から淡水が広がるため、日本海側には鰹の漁場がないとされています。しかし、日本海側に迷い込んだ鰹もやっぱりいるんです。その名は「迷い鰹」。

迷いカツオは日本海を山口県の萩から福井県の越前海岸沖、石川県能登半島と北上し新潟県の佐渡島に到達して迂回、富山湾でしばらく回遊して再び西へと下って行きます。その際、富山湾氷見でとれた迷い鰹は、常に冷たい日本海を泳いでいたために身がキリリと引き締まり、脂がのって香りも大変素晴らしい一品。水揚げ数は当然少ないものの、鰹を語るうえで一度は食べて欲しい究極の逸品です。

富山県には他県とは違う渋い食材が揃っています。けやき亭では、富山の居酒屋でしか味わえない、地元の素材を大切にした料理をご用意してしてお待ちしております。